ニュースPickup 2024年11月16日を掲載しました。

2024年6月29日

シリーズ「給与計算のツボ」第1回 〜月給制?、日給制?、時給制?〜

シリーズ「給与計算のツボ」は、スタートアップ経営者の方や、給与担当を始めたばかりの初心者向けに、給与計算にまつわるあれこれを、不定期にお伝えするものです。
給与計算のカラクリの基本的な仕組みを知っておくことで、従業員や社長からの質問に、自信を持って答えられるようになることを目指します。
リクエストがあればお問い合わせ(→こちら)にお書き下さい。

シリーズ初回は、給与計算をする上での大前提となる、給与形態について書きたいと思います。

給与形態は大きく分けて、月給制日給制時給制がありますね(他にも日払い等がありますが、今回は月払いをベースに考えます)。
日給制時給制は分かりやすくて、そのまま「働いた日数」「働いた時間数」分を賃金として支払う形です。
厄介なのは月給制で、一月あたりの基本給を決めて支払うのですが、欠勤や遅刻・早退の際の賃金の計算方法に3種類あるのです。
一つ目は、欠勤等しても賃金の減額を行わない月給制。完全月給制とも言います。管理職などに多い形態ですね。
次に、欠勤等した場合に基本給や諸手当を日割や時間分控除する方法。日給月給制とも言います。このケースが一番ポピュラーなのではないでしょうか?
また、基本給のみ日割や時間分控除するが、手当は控除しない方法。月給日給制ということもあるようです。
呼び方には決まりがあるわけでないので、一口に日給月給制と言っても違った解釈の場合もあり、注意が必要です。
また、控除方法も実はいろいろな方法があり、ここが実にややこしいのですが、また別の機会に。

いずれにせよ、会社の就業規則等を確認して、どのように支払っているのかの確認をすることが重要ですね。

それでは今週のニュースPickupをどうぞ!!

働き方・休み方改善ポータルサイト(厚生労働省)
選択的週休3日制無料コンサルティングのご案内(募集チラシ)を掲載しました。(6/21)

厚生労働省委託事業の一環として、選択的週休3日制に関する無料コンサルティングを希望する企業を募集します。
貴社の働き方・休み方の実態・課題を踏まえた、選択的週休3日制の検討を支援します。
https://work-holiday.mhlw.go.jp/case/index.php?action_kouhyou_caseadvanced_fourdayworkweek=true

弁護士ドットコムニュース
年末だけじゃダメだった? 職場の大掃除は「半年に1回の法的義務」…破ると懲役刑の罰則も(6/24)

年末に会社や自宅の大掃除をするという人も多いのでは。しかし、実は会社の大掃除が「半年に1回」と義務付けられていることをご存知でしょうか。
https://www.bengo4.com/c_5/n_17689/

愛知県
2024年度「デジタル技術導入補助金」補助対象事業の2次募集を開始します!(6/26)

愛知県では、中小企業のデジタル化・DX推進に向けた施策で生まれた成功事例を横展開し、確実に企業のデジタル化を後押しするため、昨年度に引き続き、「デジタル技術導入補助金」の公募を行っております。
この補助金は、生産性の向上や労働力不足の解消を目指す企業が、デジタル化の第一歩として、最新のデジタルツールやサービスを実証・導入する際に要する経費の一部を補助するもので、生産、物流、販売、企画及びバックオフィス業務(人事・経理)における、デジタルツールやクラウドサービス(サブスクリプション方式)の導入を支援します。
https://www.pref.aichi.jp/site/aichi-pref-iot/digitalhojyokin-koubo2024-2.html

愛知県鉱工業指数(2024年4月分)(6/27)
  • 生産指数は、106.9、前月比 0.8%の上昇(2か月ぶり)​
  • 出荷指数は、107.1、前月比 0.3%の低下(2か月連続)
  • 在庫指数は、102.9、前月比 2.6%の低下(2か月ぶり)

https://www.pref.aichi.jp/press-release/toukei20240627iip-pr.html

あいち経済の動き(6/28)
  • ︎生産:鉱工業生産指数(季節調整済)は、前月比0.8%の上昇
  • 投資(住宅建設):新設住宅の月間着工戸数は、前年同月比17.7%の増加
  • 投資(公共工事):公共工事の月間請負金額は、前年同月比55.0%の増加
  • 個人消費:百貨店・スーパー販売額は、前年同月比1.9%の増加
  • 雇用:有効求人倍率は、1.31倍

https://www.pref.aichi.jp/soshiki/toukei/0000087453.html

厚生労働省
労働経済動向調査(令和6年5月)の概況(6/25)
  1. 正社員等、パートタイム労働者ともに、「不足」とする事業所割合が引き続き多い
  2. 正社員等労働者数が「増加」とする事業所割合が多い
  3. 令和7年新規学卒者の採用予定者数を「増加」とする事業所割合は、高校卒、専修学校卒を除く各学歴で前年を上回った

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keizai/2405/

令和5年度「過労死等の労災補償状況」を公表します(6/28)

厚生労働省は、令和5年度の「過労死等の労災補償状況」を取りまとめましたので、本日公表します。

  • 過労死等に関する請求件数
    4,598件(前年度比1,112件の増加)
  • 支給決定件数
    1,097件(前年度比193件の増加)
    うち死亡・自殺(未遂を含む)件数 135件(前年度比14件の増加)

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40975.html

毎月勤労統計調査 令和6年4月分結果確報(6/24)
  • 現金給与総額は295,709円(1.6%増)となった。うち一般労働者が378,533円(2.1%増)、パートタイム労働者が108,952円(2.5%増)となり、パートタイム労働者比率が30.48%(0.62ポイント上昇)となった。なお、一般労働者の所定内給与は333,522円(2.3%増)、パートタイム労働者の時間当たり給与は1,315円(3.6%増)となった。
  • 共通事業所による現金給与総額は1.8%増となった。うち一般労働者が1.7%増、パートタイム労働者が2.6%増となった。
  • 就業形態計の所定外労働時間は10.5時間(2.8%減)となった。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r06/2404r/2404r.html

労働基準関係法制研究会 第8回資料(6/26)

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41001.html

ITmedia ビジネスオンライン
「面接と話が違う!」 部下の“残業拒否”を、受け入れる義務はある?(6/24)

先日、新しく入った中途社員の部下から「面接で聞いていた残業時間と違う。残業を拒否したい」と申し出がありました。部下の残業拒否は聞き入れるべきでしょうか。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2406/24/news044.html