南海トラフ地震??
今週8/8に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、気象庁は南海トラフ地震の想定震源域では大規模地震が発生する可能性が普段と比べて高まっているとして臨時情報(巨大地震注意)を出し、引き続き巨大地震への注意を呼びかけています。地震の影響を受けた方々には心よりお見舞い申し上げます。
「南海トラフ地震」という言葉は時々耳にしていましたが、「いつか巨大地震が来るかも」くらいの認識で、正直あまり実感が湧いていませんでした。
南海トラフとは駿河湾から日向灘沖まで続く、海底の溝状の地形を形成する広い区域のことで、過去概ね100年から150年の周期で大きな地震が発生してきているそうです。
最も最近発生した南海トラフ地震は、1944年の昭和東南海地震と引き続き1946年に発生した昭和南海地震で、そこから約80年が経過しているというのが、次の南海トラフ地震への警戒の根拠となっています。
筆者の96歳になる母が以前、「昭和20年(1945年)戦争が終わる直前に『三河地震』という大きな地震があった。戦時中だからほとんど報道されなかった。」と言っていたのを思い出しました。
少し調べてみると、「1944年東南海地震からわずか37日後に、1945年三河地震が発生した。南海トラフの巨大地震発生前後に内陸に大地震が起こる可能性が高いと言われる典型的な例である。」(出典:内閣府防災情報)とありました。
今週の翌8/9には神奈川県西部で震度5弱、マグニチュード5.3と推定される地震が発生し、「南海トラフ地震」か?と一瞬よぎりましたが、専門家によると直接の関係はないとの事で、ほっと胸を撫で下ろしました。
今回の臨時情報ですぐに地震が来る確率はかなり低いと思いますが、万一に備えて、会社内の安全対策や備蓄品の再確認、被災した際の社員や家族の安否確認、情報収集など、地震に備えるBCPを見直す、いい機会かもしれませんね。
それでは今週のニュースPickupをどうぞ!!
厚生労働省
資金移動業者の口座への賃金支払(賃金のデジタル払い)における資金移動業者の指定(8/9)
本日、PayPay株式会社に対し、労働基準法施行規則第7条の2第1項第3号の規定に基づき、資金移動業者の口座への賃金支払いに関する厚生労働大臣の指定を行いましたので、お知らせします。サービスの開始時期については、同社からの発表をご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41528.html
令和6年 民間主要企業春季賃上げ要求・妥結状況を公表します
~ 賃上げ額(17,415 円)、賃上げ率(5.33%)はいずれも昨年を大きく上回った~ (8/2)
平均妥結額は17,415円で、前年(11,245円)に比べ6,170円の増。
また、現行ベース(交渉前の平均賃金)に対する賃上げ率は5.33%で、前年(3.60%)に比べ1.73ポイントの増。
賃上げ額、賃上げ率はともに昨年を大きく上回った。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41871.html
毎月勤労統計調査 令和6年6月分結果速報(8/6)
- 現金給与総額は498,884円(4.5%増)となった。うち一般労働者が664,455円(4.9%増)、パートタイム労働者が121,669円(5.7%増)となり、パートタイム労働者比率が30.57%(0.41ポイント上昇)となった。なお、一般労働者の所定内給与は334,471円(2.7%増)、パートタイム労働者の時間当たり給与は1,338円(4.9%増)となった。
- 共通事業所による現金給与総額は5.4%増となった。うち一般労働者が5.4%増、パートタイム労働者が5.7%増となった。
- 就業形態計の所定外労働時間は10.1時間(2.0%減)となった。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r06/2406p/2406p.html
人事労務マガジン定例第167号(8/7)
- 労働契約等解説セミナー2024 申し込み受け付けを開始しました
- 令和7年4月から育児休業給付金の支給対象期間延長手続きが変わります
- 外国人技能実習制度に関するセミナーをオンラインで実施します
- 事業主の皆さまへ 「『働き方改革』わが社の実践記録」を募集しています 他
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42000.html
ITmedia ビジネスオンライン
最低賃金アップの波 「価格転嫁できない」中小企業はどうなる?(8/6)
2024年度の最低賃金の目安は、全国平均で時給50円増となると決まった。各都道府県の動きはどうか? また、賃上げに苦しむ中小企業はどう対応するのか?https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2408/06/news066.html
中小企業庁
第5回「アトツギ甲子園」へのエントリーを募集します/後継者支援を加速させるアトツギ SUMMER CAMPを初開催します(8/1)
経済産業省は、早期の事業承継の促進、地域経済の担い手の育成の観点から後継者が既存の経営資源を活かした事業アイデアを競うピッチイベントである「アトツギ甲子園」を開催します。また、後継者(アトツギ)支援を加速させるため、全国のアトツギと支援機関を一同に集めたキックオフイベント「アトツギSUMMER CAMP」を9月9日・10日に初開催します。
https://www.meti.go.jp/press/2024/08/20240801001/20240801001.html
愛知県
~あいち・ウーマノミクス推進事業~ 女性起業家育成・促進事業「ヒトハナ」 「女性起業家シードプログラム」の参加者を募集します(8/5)
愛知県では、産業における女性の活躍を推進する「あいち・ウーマノミクス推進事業」を2015年度から実施しています。
この事業の一環として、女性の起業促進のための環境整備を図り、女性起業家やその事業の成長を支援する「女性起業家育成・促進事業『ヒトハナ』」を実施し、女性起業家を支援しています。
https://www.pref.aichi.jp/press-release/womenomics/hitohanaseed2024.html
総務省
家計調査報告(家計収支編)2024年(令和6年)6月分及び4~6月期平均(8/6)
- 消費支出(二人以上の世帯)は、 1世帯当たり 280,888円
前年同月比 実質 1.4%の減少 名目 1.9%の増加
前月比(季節調整値) 実質 0.1%の増加 - 勤労者世帯の実収入(二人以上の世帯)は、1世帯当たり 957,457 円
前年同月比 実質 3.1%の増加 名目 6.5%の増加
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei07_01000258.html