ニュースPickup 2026年1月31日を公開しました。

2026年1月31日

「鬼は外」だけじゃない、節分の赤鬼と青鬼

つい先日まで年末年始の慌ただしさを感じていたと思ったら、早いもので、まもなく節分。
節分といえば、赤鬼と青鬼に向かって「鬼は外、福は内」と豆をまく光景が思い浮かびます。

ところで、なぜ赤鬼青鬼がいるのでしょうか。調べてみると、赤鬼は欲や執着を、青鬼は怒りや不満といった、人の中にある煩悩や弱さを象徴する存在なのだそうです。節分は、鬼を追い払う行事というよりも、自分の内側を整えるための行事と考えることもできそうです。

また、私たちが当たり前のように唱えている「鬼は外、福は内」という掛け声も、実は全国共通ではありません。成田山新勝寺や名古屋の大須観音では、「鬼は外」とは言わず、「福は内」のみを唱えます。鬼を力で排除する存在とは捉えず、福を招き入れることに重きを置いているのが特徴です。さらに、奈良・吉野の金峯山寺(蔵王堂)の節分会では、「福は内、鬼も内」と唱えられます。鬼すらも受け入れ、向き合うことでこそ福に転じる――そんな考え方が込められているとされています。

「鬼は外」と追い出すだけでなく、「鬼も内」と受け止める節分があるように、仕事の現場でも排除するか否かだけでは解決できないケースは少なくありません。背景や事情に目を向けつつ、情に流されることなく、必要なルールと線引きを行いながら現実的な着地点を探っていくことで、また違った解決の糸口が見えてくるのかもしれませんね。

それでは今週のニュースPickupをどうぞ!!


厚生労働省|2025年12月24日 第206回労働政策審議会労働条件分科会 議事録(1/30)

未払賃金立替払制度について、電子申請を前提とした省令改正の方向性が示されました。労基署と労働者健康安全機構の情報連携により、添付書類の省略など実務負担の軽減が見込まれます。また、時間外労働規制を含む労基法制の今後の見直しについて、論点共有の段階に入ったことも確認されました。

🔎今週の視点
労基法制の今後の見直しについて、改正案を次期通常国会へ提出しないとの報道に触れ、時間外・休日労働の上限規制については労働条件分科会で約1年にわたり労使で議論を積み重ねてきたにもかかわらず、日本成長戦略会議や「骨太の方針」策定過程といった分科会外で方針が決まる動きに対し、委員より強い懸念が示されたのが印象的です。今後の動きに注目ですね。

出典:厚生労働省|2025年12月24日 第206回労働政策審議会労働条件分科会 議事録(1/30)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_69623.html


厚生労働省|「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和7年10月末時点)~外国人労働者数は約257万人、過去最多~(1/30)

外国人労働者数は2,571,037人と過去最多を更新し、前年比268,450人増加しました。外国人を雇用する事業所数も371,215所となり、届出義務化以降で最多となっています。国籍別では、ベトナム、中国、フィリピンの順に多くなっています。

🔎今週の視点
外国人労働者は人手不足の企業にとってまさに救世主と言えるものです。だからこそ、採用時のみならず、採用後の処遇や雇用管理が今後ますます重要になってくるのではないでしょうか?

出典:厚生労働省|「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和7年10月末時点)(1/30)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_68794.html


日本年金機構|令和7年度税制改正に伴う公的年金等にかかる確定申告(令和7年分)について(1/26)

令和7年度税制改正により、基礎控除額の引上げ、特定親族特別控除の創設、同一生計配偶者および扶養親族の所得要件の引上げが行われました。これにより、一定の条件に該当する場合、確定申告により所得税の還付を受けられるケースがあります。

🔎今週の視点
確定申告が不要と思われがちな公的年金受給者でも、税制改正の影響で還付対象となる場合があります。身近な家族や従業員から相談を受ける可能性もあるテーマだけに、制度の概要だけでも把握しておくと安心につながりそうです。

出典:日本年金機構|令和7年度税制改正に伴う公的年金等にかかる確定申告(令和7年分)について(1/26)
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2026/202601/20260126.html


日本年金機構|【事業主の皆さまへ】厚生年金保険に関する届出で不備や記入誤りの多い事例を掲載しました(1/30)

厚生年金保険に関する各種届出について、実際に多く見られた不備や記入誤りの事例が、届出の種類ごとに紹介されています。記載漏れや誤解しやすいポイントが具体的に整理されています。

🔎今週の視点
届出ミスは、担当者の経験や思い込みによって起こりやすいものです。ミスすると再申請など二度手間になってしまいますので、事前に目を通して間違えやすいポイントを確認しておくと良いでしょう。

出典:日本年金機構|【事業主の皆さまへ】厚生年金保険に関する届出で不備や記入誤りの多い事例(1/30)
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/info/jireishokai/index.html


全国健康保険協会|「けんぽアプリ」をリリースしました(1/26)

協会けんぽは、「けんぽDX」の一環として「けんぽアプリ」をリリースしました。電子申請や健康情報の配信からスタートし、今後は加入者一人ひとりに応じたPUSH型支援へと機能拡充を予定しています。

🔎今週の視点
健康保険分野でもデジタル化が進み、情報取得や手続きの在り方が変わりつつあります。まずはどのようなサービスが提供されているのかを把握しておくことで、従業員からの問い合わせ対応もしやすくなりそうです。

出典:全国健康保険協会|「けんぽアプリ」をリリースしました(1/26)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g1/r8-1/26012601/


全国健康保険協会|第140回全国健康保険協会運営委員会の資料を掲載しました(1/29)

第140回全国健康保険協会運営委員会の資料が公開され、令和8年度の都道府県単位保険料率(案)などが示されました。今後の保険料動向を考える上での参考資料となります。

🔎今週の視点

  • 都道府県単位保険料率は全国平均で9.9%(現在10%)
  • 愛知県は9.93%(10.03%)、岐阜県は9.80%(9.90%)
  • 介護保険料率は全国一律で1.62%(1.59%)
  • 子ども・子育て支援金率は全国一律で0.23%(0.36%)


※都道府県単位保険料率・介護保険料率は令和8年3月分(4月納付分)から適用、子ども・子育て支援金率は令和8年4月分(5月納付分)から適用。

出典:全国健康保険協会|第140回全国健康保険協会運営委員会の資料(1/29)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat720/r07/005/260129/