すこし前になりますが、今年の初詣に行った時の話です。
いつものよう拝殿に並び、お賽銭をと思って小銭を出そうとしたところ、そこに貼ってある一枚のQRコードが、、、。それは飲食店などで見慣れたスマホ決済会社のQRコードです。
試しにと思ってやってみると、ごくごく普通に神社の名前が表示され、そこに金額を入力、あっさりお賽銭を納める事ができました。
帰りに受けたお守りやおみくじも同じようにQRコード決済で。
なんだか少し味気ない気もしますが、私のように身体が不自由だと、財布から現金を出したり釣り銭をしまったりというのがとても大変で時間がかかるので、いつも後ろを気にしながらなのが、スマホ一つで全て完結するのはとても便利で助かります。
さて、賃金のデジタル払いが解禁されて1年が経とうとしています。
給与は通貨での支払いのほか、労働者の合意を得た上で、金融機関への振り込み等ができますが、キャッシュレス決済の普及や送金サービスの多様化が進む中で、厚生労働大臣の指定を受けた資金移動業者の口座への資金移動による賃金支払(いわゆる賃金のデジタル払い)ができることとなりました。
事業主は従業員との労使協定を締結した上で、資金移動業者経由で給与を支払う事ができるようになるんですが、今現在まだ厚生労働省の審査結果が出ていません。
そろそろ結果が発表されるかな?と個人的には思いますが、もし検討される場合には、要件やメリット、デメリットなどよく検討した上で取り掛かる必要があります。便利さと味気なさのバランスも大事ですしね。
厚生労働省:資金移動業者の口座への賃金支払(賃金のデジタル払い)について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/shienjigyou/03_00028.html
それでは今週のニュースPickupをどうぞ!
国税庁
給与支払者向け定額減税説明会(3/4)
令和6年3月下旬から令和6年5月までの間、定額減税の概要や源泉徴収事務について、給与支払者向けの説明会を税務署等において開催します(参加費用無料)。
https://www.nta.go.jp/users/gensen/teigakugenzei/setsumeikai.htm
日本商工会議所
「定額減税解説オンラインセミナー(第2回)」を開催(申込受付中)(3/7)
日本商工会議所および社会保険システム連絡協議会は、3月21日(木)に「定額減税解説オンラインセミナー(第2回)」を開催する。本セミナーは、3月8日(金)に実施する第1回の内容を録画配信形式で実施するもの。
https://www.jcci.or.jp/news/2024/0307141300.html
イクメンプロジェクト(厚生労働省)
「父親の仕事と育児両立読本」の改訂版を公開しました。制度の内容に関する記載を更新し、新たな育休取得者の事例を盛り込みました。ぜひご覧ください!(2/27)
妊娠、出産、子育て期の父親の関わり方や、育児休業制度をはじめとする両立支援制度の基礎知識とその活用方法、仕事と家庭の両立のポイント等が盛り込まれています。
企業の人事労務担当者やワーク・ライフ・バランスの研究者による実務的・専門的な視点からの育児休業の取得に関するメリットや、実際に育児休業を取得した4名の方の体験談も掲載しています。
https://ikumen-project.mhlw.go.jp/library/download/wlb/
ITmedia ビジネスオンライン
「静かな退職」どうなくす? 9割「働きがい」感じるタイミーの事例から分かること(3/6)
仕事に全力投球せず、必要最低限の業務だけをこなす働き方である「静かな退職(Quiet Quitting)」が、若者を中心にじわじわと広がりつつある。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2403/06/news021.html
厚生労働省
人事労務マガジン定例第162号(3/6)
- 訓練実施機関の皆さまへ「教育訓練給付」講座指定のご案内
受講費用の一部が支給される「教育訓練給付制度」で講座の魅力がさらにアップ! - 財形貯蓄制度を導入している事業主の皆さま、新入社員の方に財形貯蓄をご案内ください
- 事業主の皆さまへ 年次有給休暇を取得しやすい環境づくりに取り組みましょう
- 職場のエンゲージメント向上に向けた取り組み支援のためのリーフレットを作成しました 他
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38212.html
毎月勤労統計調査 令和6年1月分結果速報(3/7)
- 現金給与総額は282,270円(2.0%増)となった。うち一般労働者が369,239円(2.3%増)、パートタイム労働者が101,358円(2.2%増)となり、パートタイム労働者比率が32.45%(0.37ポイント上昇)となった。なお、一般労働者の所定内給与は324,471円(1.6%増)、パートタイム労働者の時間当たり給与は1,329円(3.7%増)となった。
- 共通事業所による現金給与総額は2.0%増となった。うち一般労働者が2.0%増、パートタイム労働者が3.3%増となった。
- 就業形態計の所定外労働時間は9.4時間(3.0%減)となった。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r06/2401p/2401p.html
総務省
家計調査報告(二人以上の世帯)2024年(令和6年)1月分(3/8)
- 消費支出
消費支出(二人以上の世帯)は、 1世帯当たり 289,467円
前年同月比 実質 6.3%の減少 名目 4.0%の減少
前月比(季節調整値) 実質 2.1%の減少 - 実収入
勤労者世帯の実収入(二人以上の世帯)は、1世帯当たり 497,383 円
前年同月比 実質 2.1%の減少 名目 0.3%の増加
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei07_01000251.html