ニュースPickup 2026年6月6日を公開しました。

2026年6月6日

高年齢者雇用状況等報告 提出前に確認したいポイント

6月は算定基礎届や労働保険の年度更新に加え、「高年齢者雇用状況等報告」の準備時期でもあります。ハローワークから報告書が届いた事業所は、6月1日現在の状況について7月15日までに提出する必要があります。高年齢者が在籍していない場合でも報告義務があります。また、複数の事業所がある場合は本社で取りまとめて提出します。電子申請も利用できますので、早めに準備を進めておきたいですね。


記入要領や関連資料を確認すると、提出前に押さえておきたいポイントがいくつかあります。

  • 継続雇用制度に基準を設ける場合には客観的なものである必要がある
    「会社が必要と認めた者」や「社長が認めた者」など、会社の判断次第で対象者を決められる基準は認められません。基準が客観的な内容になっているか、一度確認しておきたいですね。
  • 15欄の「常用労働者」と16~19欄の「従業員」では対象範囲が異なる
    15欄の「常用労働者」は週20時間以上勤務する者が対象ですが、16~19欄の「従業員」には週20時間未満の労働者も含まれます。人数の集計時には注意が必要です。
  • 厚生労働省ホームページに様々なパターンの記入例が掲載されている
    定年制のみの会社や継続雇用制度を導入している会社など、ケースごとの様々な記入例が公開されています。自社の運用に近い記入例を参考にすると理解しやすいでしょう。
  • 厚生労働省からエラーチェックツールが公開されている
    エラーチェックツールを利用することで、記入漏れや入力誤りを事前に確認できます。紙で提出する場合はもちろんですが、電子申請時の下書きにも活用できそうです。

提出前に一度、記入要領や記入例を確認しておきたいですね。

出典:厚生労働省|高年齢者雇用状況等報告記入要領等(令和8年報告版)(6/2) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koureisha/koureisha-koyou_00001.html

それでは今週のニュースPickupをどうぞ!!


厚生労働省|2026年4月17日 第208回労働政策審議会労働条件分科会 議事録(6/2)

有給休暇取得率は66.9%と過去最高を更新した一方で、週60時間以上働く労働者割合は8.0%と政府目標の5%には届きませんでした。審議会では、業種や企業規模による格差への対応や、長時間労働是正に向けた支援策の必要性が議論されています。

🔎今週の視点
有給休暇取得率の上昇は明るい話題ですが、業種による差は依然大きいようです。有給休暇を気兼ねなく取得できる職場の雰囲気づくりを従業員任せにするのでなく、会社側が主導して進めることが重要なのではないでしょうか。

出典:厚生労働省|2026年4月17日 第208回労働政策審議会労働条件分科会 議事録(6/2)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73563.html

厚生労働省|「グッドキャリア企業アワード2026」の応募受付を開始します ~従業員のキャリア形成支援に取り組む企業を募集~(6/2)

厚生労働省が「グッドキャリア企業アワード2026」の募集を開始しました。従業員の自律的なキャリア形成を支援する優れた取組を行う企業を表彰する制度で、応募期間は7月14日までとなっています。

🔎今週の視点
人材確保が難しくなる中で、賃金や福利厚生だけでなく「成長できる職場かどうか」が選ばれる要素になってきました。「キャリア形成」と言うと大掛かりに感じるかもしれませんが、まずは面談の実施や資格取得のサポートなど、できることから始めてみる価値はありそうですね。

出典:厚生労働省|「グッドキャリア企業アワード2026」の応募受付を開始します ~従業員のキャリア形成支援に取り組む企業を募集~(6/2)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73388.html

厚生労働省|人事労務マガジン定例第188号(6/3)

今号では、高年齢者雇用状況等報告および障害者雇用状況報告の受付開始に加え、スキルや経験を処遇へ反映するためのキャリアラダー整備に関する情報などが紹介されています。各種助成制度や行政情報も掲載されており、実務担当者向けの内容となっています。

🔎今週の視点
人事労務担当者向けの情報は日々大量に発信されていますが、忙しい時期ほど情報収集が後回しになりがちです。人事労務マガジンは最新の制度改正や助成金情報を効率よく把握できるため、定期的に目を通しておくと情報収集の負担軽減につながりそうです。

出典:厚生労働省|人事労務マガジン定例第188号(6/3) https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73547.html

厚生労働省|STOP!熱中症 クールワークキャンペーン(職場における熱中症予防対策)(6/3)

厚生労働省は9月30日まで「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施しています。暑さ指数(WBGT)の活用や作業環境管理、健康管理などを通じて、職場における熱中症災害の防止を呼びかけています。

🔎今週の視点
今年も暑い季節が始まりました。屋外作業だけでなく、倉庫や工場など屋内でも熱中症リスクは高まります。熱中症対策の義務化対応を進めている企業も多いと思いますが、ルールを作るだけでなく、実際に現場で機能しているか確認することも大切ですね。

出典:厚生労働省|STOP!熱中症 クールワークキャンペーン(職場における熱中症予防対策)(6/3)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000116133.html

ITmedia ビジネスオンライン|ジョブ型の流行には乗らない──カルビー、17年ぶりの人事制度刷新で気付いた現場の本音(6/1)

カルビーは約17年ぶりに人事制度を刷新しました。ジョブ型人事をそのまま導入するのではなく、2年間にわたり現場との対話を重ね、自社の実態に合った制度づくりを進めたことが紹介されています。正社員と無期転換社員の等級統合なども実施されました。

🔎今週の視点
近年はジョブ型人事が話題になることも増えましたが、大切なのは流行を取り入れることではなく、自社に合った制度を作ることなのかもしれません。現場の声を聞きながら運用を作り上げていくプロセスこそが重要だと感じますね。

出典:ITmedia ビジネスオンライン|ジョブ型の流行には乗らない──カルビー、17年ぶりの人事制度刷新で気付いた現場の本音(6/1) https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2606/01/news019.html